私は今、寝る前の本をローラの物語から星の王子さまに変えています。星の王子さまも子供の頃から何度も繰り返し読み返してきましたが、ここ最近はしばらく読んでいませんでした。
それが急に王子さまに会いたくなったのは、心が疲れているからだと思います。実際、耳の調子がどんどん悪くなっていて、ついには自分の話す声がこもって聞こえてくるようになってしまったので、近いうちに耳鼻科に行こうと思います。
心が疲れている時に読みたくなるのが星の王子さま。それから、以前にもご紹介したのですが、やはり心が疲れている時に観たくなるのがLaundry という映画です。
この二つの作品。私には共通点が多くあるように思えるのです。星の王子さまはとても有名な作品なので、内容をご存知の方も多いと思います。純粋な心を持った王子さまの存在に、汚れてしまった自分の心を癒してもらえる作品です。
Laundryという映画は古い作品ですし、知らない方が多いのではないのでしょうか。Laundryの予告編に出てくる言葉を紹介します(公式な動画が無いのでリンクが貼れないのです)。
彼。
気がきかない
常識がない
まともな友人もいない
彼は、癒してくれない。
でも、
洗い流してくれる。
彼というのは、主人公である脳に障害を負った青年テルのことです。障害があるがゆえに、20歳になっても、子供のように純粋な心の持ち主です。
純粋過ぎるがゆえに空気が読めなくて、真っ直ぐ過ぎる言葉を投げかけてきたり、思いもよらない行動をするテル。そんな彼と、深く傷付いて、自分を変えたいともがき苦しむ水絵という女性が出会います。
純真無垢なテルの存在に、水絵が洗い流されて救われていく、Laundry はそんなお話です。
星の王子さまとテルは、とても似ていると思うのです。2人の存在は、汚れたり、疲れてしまった自分を『洗い流してくれる』。
Laundry は大人のためのお伽話。星の王子さまも、児童文学とはいえ、大人のためのお伽話でもあると言っても、間違いではないのではないでしょうか。

作中で水絵が、自分は普通の子ではない、普通の子ってどういうもの?と悩むようなシーンがあります。私は水絵と自分を重ねて観ています。私も自分が普通じゃないと思うからです。
水絵は台詞も少ないし、最初から最後までほとんど悲しい、苦しい顔をしています。観ているこちらまで苦しくなるほど、水絵の痛みが伝わってきます。
でも、テルが水絵を少しずつ洗い流してくれて、それを観ているうちに私も一緒に洗い流してもらえる気持ちになれる。だから、疲れている時ほど観たくなるのです。
そして、エンディングで流れるBONNIE PINK のunder the sun という曲が、この物語の全てを表して、完結させてくれる、秀逸なメロディーと歌詞なんです。(こちらも以前紹介していますが)
星の王子さまは、たくさんの訳者に翻訳されていますが、私がおすすめするのは内藤 濯さんが訳したものです。1番味があって世界観にぴったりだと感じています。
Laundry は古過ぎて配信もレンタルも無いと思います(・・;) 私はレンタル落ちしたDVDを買っちゃいました。何回でも観たい作品だし、何回でも観続けると思います。心を癒してくれる優しいお話を観たい方は、中古で500円くらいで買えるので、ぜひ観てみてください。
さぁて、書きたいことを書けたし、家事の続きをします٩( ‘ω’ )و

