まず、エクステリアとはなんぞや、という事でググってみますと、門・塀・車庫・ウッドデッキなどの構造物や、植栽などを含めた建物の外観全体を表す言葉だそうです。庭づくりヒストリー②の記事では植栽決めについて書きました。この記事では、門柱・立水栓・駐車場・物置などの構造物が決定するまでを振り返ろうと思います_φ( ̄ー ̄ )
庭を考えるのは家を考えるよりもはるかに難しい
外構屋さんとの打ち合わせは、ハウスメーカーさんとの打ち合わせがほぼ終了した頃に始めていました。ハウスメーカーさんとの打ち合わせは決める事がとても多かったので、数ヶ月という日数を要しましたが、予め私の中でこうしたい!というイメージが具体的に決まっていたので、悩んだり迷ったりする事はほとんどありませんでした。
なので、外構の打ち合わせについても、ピーターラビットがどこかに潜んでいるような、まるで自然の花畑のような庭にしたい、という理想があるし、きっとすんなり進むだろうと思っていました。
ところがどっこい、結論から言うと、これが見当違いもいいところで∑(゚Д゚) 庭のデザインを決めるってすご〜く難しかったです。
家は、建築士さんが設計図を書いてくれるので立体的にイメージができるし、壁紙やタイルなどの内装も、実物のサンプルを見る事ができるので、頭の中で全体の完成像をイメージしやすいです。それに対して庭は…実際に植物を植えて育つまでの間、完成形を見る事ができません。なので、Tさんが作ってくださったエクステリアのプランを見ても、平面的なイメージしかできませんでした。おそらく私がガーデニングというものをやった事がないので、余計にイメージがしづらかったのだと思います。イメージができないので、この物置を置きたい、この水栓を使用したい、というように物は選べても、それをどこに配置したらいいのかとても迷いました。
Tさんとのお話の中で、今でも強く印象に残っている言葉があります。
皆さん、家の打ち合わせで疲れちゃって、庭を考える余力が残っていない方が多いんです、と。そして、とりあえず手入れが楽なようにお願いしますって方が非常に多いとも。でも、最後の仕上げとして庭の事もぜひ頑張って考えてくださいねって。これらの言葉のおかげで、そうだよな、分からない事だらけだけど、最後まで妥協せず頑張ろう!!と、思う事ができました◎
目指すイメージのすり合わせはしつこいくらい念入りにしよう
Tさんに作成していただいた最初のプランは、あんなにこだわりポイントを伝えたのに、全然反映されていないぞ〜( ;∀;)!という部分が沢山ありました笑。でも、Tさんも意地悪しているわけではなくて、良かれと思って作ってくださっているのは分かるんです。話を聞くと、劣化しにくいとか、手入れが楽とか、そういう部分を優先してくれたようです(たぶんそういう要望をするお客さんが圧倒的に多いからなんだろうなと勝手に想像)。
まず、レンガが茶色い!!外壁に合わせてグレーが良いと言ったのに、WHY???あと、写真は載せていないのですが、必要ないと言ったはずの花壇が庭の中にあったり∑(゚Д゚) このままではまずいので、その他にも色々話しが違うじゃーんって部分について、Tさんに確認してみると…
・なぜ茶色いレンガ?←グレーのレンガはすぐに色が抜けてしまい、それを嫌がるお客さんが多いので
・なぜ花壇?←高さがあった方がお手入れしやすいので
などなど、やはりいずれもお手入れのしやすさ、一般的に好まれる、という事が反映されているプランだったのでした。
うーん。色が抜けてしまう事の何が悪いのでしょうか。むしろそれが良い味を出してくれるはずだし、私は嫌がりませんよd( ̄  ̄)ドヤ
お手入れしやすいのも大切だけど、むしろお手入れを楽しみたいんですo(^o^)o!!
他にも例えば、立水栓を本物の枕木で作りたい、という希望にも、数年ごとにシロアリの対策が必要になるけど本当に大丈夫ですか?樹脂製の木材なら腐らずに使えますよ、とすごく心配されました。
それに対しても、良いんです!お手入れしますから!!本物の素材を使わせてください!!樹脂木材と本物の木材、草木に自然に溶け込むのは後者ですよね!?どうしても本物にこだわりたいのです!!o(`ω´ )o と、熱い思いをTさんに訴えました。
私達の訴えを聞いて、Tさんはこんなお客様は稀だわ、と驚いていました笑。そして、プランの練り直しをしていただくことになりました◎
長くなってしまうので、ここでいったん話を区切ろうと思いますd( ̄  ̄) 次からは、実際の施工例などを写真と共にご紹介していきます♩
ちなみに、こちらがホンモノの枕木で作っていただいた立水栓です(°▽°) 詳しくはまた次回以降説明しますね◎